他校の基礎講座をご受講し、講座の選択を誤ったことにより失敗してしまった方。次年度の司法書士試験に向けては、同じ失敗をして頂きたくはありません。そこで、他の基礎講座とリアリスティック一発合格松本基礎講座の何が違うかを対話形式でお伝えします。
◆講師について◆
(ご相談)
私が受講した講座は、「なぜそういう結論になるか」という理由や趣旨の説明がすごく少なかったですし、松本先生の著書にある「思い出し方」の提供なんて全くありませんでした…。
(松本講師)
予備校の大きさにかかわらず、ほとんど予習をせずに講義をする講師が大多数です。講師同士のこんな会話を聞いたことがあります。
「僕は3時間の講義に5時間も予習をするよ」
「え~、すごいですね!」
私は、これまでの講義において、3時間の講義のために、20時間予習をしてきました。今後も、同程度の時間を予習に充てることをお約束します。
◆テキストについて◆
(ご相談)
担当講師が講義で使用するテキストの作成に全く関わっていないことを、受講した後で知りました…。
(松本講師)
テキストの作成は教材部やテキスト作成担当の講師に完全に任せ、テキスト作成に全く関わっていない講師は、実は多数存在します。それに対して、 リアリスティック一発合格松本基礎講座で使用するテキスト『司法書士試験リアリスティック』はすべて私が執筆しています。
(ご相談)
担当講師がテキスト作成に関わっていないせいなのか、「ここは不要です」「ここは飛ばします」という箇所が非常に多かったです。1/3くらい飛ばしたんじゃないかな…。不要なら、最初からテキストに載せないで欲しいです。「不要です」と言われても、テキストに載っていると気になってしまいます…。
(松本講師)
おっしゃるとおりです。担当講師がテキスト作成に関わっていないので、そのようなことが起きてしまいます。逆に、「テキストに載っていないが、追加する知識」はありませんでしたか?
(ご相談)
ありました。テキスト自体がそもそも分厚いのですが、さらに分厚いレジュメが配られ、「ここはテキストで説明、別の箇所はレジュメで説明」などとテキストとレジュメをいったりきたりで、訳がわからなくなりました…。
(松本講師)
実は、その講師は、自分のレジュメで講義をしたいのです。しかし、「予備校が指定するテキストを必ず使用しなければならない」というルールがあるため、そのように、テキストとレジュメを併用するという、不本意な形で講義を進めることになるのです。講師も、受講生の方に配付する教材が、分厚いテキストと分厚いレジュメという膨大な量になることは好ましくないということはわかっているのですが、決して声には出せません。
リアリスティック一発合格松本基礎講座ではそのようなことはありません。令和4年度向けの講座ですと、テキスト本文は全科目で4,389ページ(A5)でした。1科目について数枚のレジュメは配付しますが、 分厚いテキストと分厚いレジュメで教材ばかりがムダに増えるということはありません。
◆過去問について◆
(ご相談)
講師から「過去問を解くように」と言われるんですが、1つの講義が終わって、該当範囲の過去問を解いても、それまで勉強した知識で解けないことが多かったです…。
(松本講師)
予備校の過去問集は、テーマごとに並べてはいるんですが、「他の分野も学習しないと解けない」という過去問も多くあります。よって、講師が毎回の講義ごとに解くべき過去問を指定する必要があります。
私は、毎回の講義に、「テキストのP30までいったら、NO.21~25の過去問を解いてもらう」「テキストのP33までいったら、NO.27の過去問を解いてもらう」などということを、過去問番号ごとにすべてメモして講義に臨んでいます。そして、講義終了時に「今回はテキストのP31まで進んだので、NO.21~25の過去問を解いて下さい」ということを申し上げます。
(ご相談)
あと、よく「過去問を解いたら、該当箇所のテキストに戻ることが重要だ」と言われますが、テキストのどの部分が過去問で問われている箇所なのかわかりませんでした…。
(松本講師)
はい、「過去問を解いたら、該当箇所のテキストに戻る」ということは、非常に重要です。単に過去問を記憶しただけでは合格できませんので、その基となるテキストを記憶する必要があるからです。そこで、 本講座では、解いて頂いた過去問について、以下の情報を講座専用ブログに記載します。
■テキスト未掲載の知識
■まだ講義で触れていない知識の指摘
■すべての肢(テキストに根拠がある肢)の根拠ページ
■一部の肢の解説(学説問題など)
テキストに過去問番号が書かれているテキストがありますが、それでは意味がありません。「過去問からテキストに戻る(過去問→テキスト)」ということが重要ですので、上記のように「すべての肢(テキストに根拠がある肢)の根拠ページを記載する」ということが必要なのです。
おそらく、ここまでする講師は、私以外にはいないと思います。
◆質問・相談について◆
(ご相談)
通信で受けていたので、質問や相談がほとんどできませんでした。一応、質問と相談の制度はあるんですが、講師が質問を確認しているとは思えず、しかも、回答までに2週間~1か月くらいかかることがほとんどで…。
(松本講師)
講師が質問に目を通さないということは、結局、「受講してもらうまでがお客様」という発想なんでしょうね。また、2週間~1ヶ月も経って回答が返ってくると、質問などをしたことさえ忘れてしまっているのではないでしょうか。
私の講座には、メールで質問できる制度があり、質問メールは全て自動的に私宛てにも届くので、私は全ての質問に目を通しています。回答メールはスタッフからお送りしますが、講義内容に関する質問への回答作成には私も関わります。質問への回答は原則として2~3日程度で返信することになっています(質問の内容によっては精査しさらに数日ほどお時間をいただく場合もあります)。