リアリスティック民法Ⅰ~Ⅲ

民法を無理なく合格レベルまで。改正法にも完全対応。

★画像をクリックすると中身のサンプルがご覧になれます。

リアリスティック民法Ⅰ

リアリスティック1

民法Ⅰ(総則)

¥2,420(税込)
ページ数: 326ページ
判型: A5
ISBN: 978-4864663946
発売日: 2018/12/6

リアリスティック民法Ⅱ

リアリスティック2

民法Ⅱ(物権)

¥2,420(税込)
ページ数: 390ページ
判型: A5
ISBN: 978-4864663953
発売日: 2018/12/6

リアリスティック民法Ⅲ

リアリスティック3

民法Ⅲ(債権・親族・相続)

¥3,190(税込)
ページ数: 634ページ
判型: A5
ISBN-: 978-4864663960
発売日: 2018/12/6



著者・松本雅典講師コメント

司法書士試験講師の松本です。『リアリスティック民法』には,私が講義を行うにあたって考え調べた理由付けや思い出し方を入れられるものはすべて入れました。それは,債権法改正・相続法改正についても同じです。試験当日に勉強してきた知識を思い出すには,「きっかけ」が必要です。そのきっかけとなるのが,理由付けや思い出し方です。これらを武器にして,最短ルートで合格を果たしてください。

多すぎず少なすぎない情報量

自分の知識にできなければ意味がありませんので,掲載する知識は多くしすぎないようにしました。しかし,それで知識不足になってしまっては仕方ないので,少なすぎる情報量でもありません。受験界の中では,情報量は「真ん中」あたりに位置するかと思います。

体系的な学習

法律は「理解」を伴う学習でなければなりません。表面的に知っているだけでなく,「わかる」になっていないと,問題は解けません。「わかる」の語源は「分ける」だといわれています。たとえば,ある知識を示されて,「この知識は代理の要件である顕名のハナシ,この知識は無権代理人の責任追及の要件のハナシ」ということができれば,ほとんど理解できているといっていいでしょう。そこで,体系だった学習ができるように,見出し・小見出しのつけ方にかなり気を配りました。見出し・小見出しは,知識を入れるボックスです。このテキストの見出し・小見出しが,私の頭の中にある民法の知識を入れているボックスであり,みなさんの頭の中に知識の受け皿として作っていただきたいボックスです。

わかりやすい表現

法律は,日常用語と異なる使い方をする用語が多いですし,難しい言い回しも多いです。このテキストでは,初めて法律を学習する方にもわかりやすい表現を心がけました。しかし,これは「正確性」との関係で大変なことでした。わかりやすく言い換えれば,それだけ不正確な表現となってしまうリスクが高くなります。たとえるなら,英語の日本語訳です。英語を日本人にわかりやすく説明したのが日本語訳ですが,日本語に訳す際に意味が変わってしまうリスクがあります。絶対に不正確にならないようにするには,日本語に訳さなければいいのですが,それでは日本語訳になりません。法律も,条文や判例の表現そのままの説明であれば不正確な表現となるリスクはありません。しかし,それは,みなさんがテキストに求めていることではないでしょう。よって,「不正確な表現とならないよう,わかりやすい表現をする」,これに可能な限り挑戦しました。

基本的に「結論」→「理由」の順で記載

書籍は,著者という他人が書いた文章を,著者の助けのない中,自分の頭の中で理解しなければなりません。これは,どんな書籍でも同じです。理解しやすい書籍にするには,著者が自分の自由な順で説明するのではなく,ある程度決まったルールに従うべきです。そこで,説明順序は,基本的に「結論」→「理由」の順としています(説明の都合上,先に理由がきてしまっている箇所も少しあります)。

理由付けを多く記載する

私が毎年講義をする中で調べ,ストックしていった理由付けを,このテキストに記載しました。その数は,相当な数になります。

思い出し方を記載する

知識を記載する前に,「共通する視点」「Realistic rule」「判断基準」などを説明している箇所があります。これらは,“複数の知識を思い出すための思い出し方”です。その他にも,いくつもの思い出し方を記載しています。試験でしなければならないことは,「思い出すこと」だからです。思い出し方まで記載していることに,このテキストの特徴があります。

図を多めに掲載する

民法の法律関係は,図を描いて理解するのが最も有効です。そこで,可能な限り多くの図を掲載しました。

表は適宜掲載する

テキストは,単なる記憶ツールではなく,理解していただくためのツールでもありますので,表を中心に構成してはいません。しかし,比較して記憶したほうが記憶しやすい知識もありますので,そういった箇所は表を適宜掲載しました。

合格者にも役立つ改正情報

平成29年6月に債権法の改正,平成30年7月に相続法の改正がされました。このテキストは,この2つの改正を反映させています。この2つの改正の改正点については,ページの余白に[改正][新設][明文化]のマークをつけています。 改正前の規定は「旧民法」,改正後の規定は「新民法」と表記しています。なお,条文番号が変わっただけ,2項が加わり「1項」となっただけ,内容の変更がないが条文の表現が改められただけなどの条文についても,「新民法」と表記しています。よって,内容の変更があるかは,[改正][新設][明文化]のマークがついているかで判断してください。また,内容の変更がある箇所については「平成29年に改正されました。」「平成29年の改正で新設されました。」「平成29年の改正で明文化されました。」などと説明しています。なお,平成30年6月に成人年齢についての改正もされています。この改正については,表記を「改正民法」としています。


出版記念講演会

2017年に債権法が、2018年に相続法が改正されました。これらの改正に対応した『リアリスティック民法』が、2018年12月に発売されました。この講演会では、合格目標年度ごとの改正法に対する向き合い方、改正対応版『リアリスティック民法』の使い方、改正法のポイントをお話します。


リアリスティック民法 正誤表

2020年1月23日更新

以下の正誤表をご確認のうえ、ご使用をお願いいたします。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

科目 該当箇所 
民法Ⅱ P.57 13行目 「サ行で始まるものから占有権と所有権留保を除いた物権です。 「サ行で始まるものから占有権と所有権留保を除いた物権」です。
P.181 下から14行目  民法414条2項ただし書 民執法174条
民法Ⅲ P11 5.6.9行目 1.14%(=1.5%-0.36%)
0.14%
0.36%
1.2%(=1.5%-0.3%)
0.2%
0.3%
P.132 8行目 担保を移す前または移すのと同時に 免責的債務引受の前または免責的債務引受と同時に
P.197 下から10行目 消滅した 履行が不能となった
P.442 下から7行目 養親と (削除)
P.451 5~10行目 (※表外のご案内をご覧ください)

 

 

 

※特別養子縁組の改正による修正点(民法Ⅲ P.451 5~10行目)

ダウンロード
200123特別養子縁組の改正による修正点.pdf
PDFファイル 141.7 KB

以下の特別養子縁組の改正に伴い、後記の表の修正をお願いいたします。

可決成立日 公布日 施行日 出題範囲
 2019年6月7日  2019年6月14日 2020年4月1日
(2019年12月18日の官報で発表)
2020年度~
変更前 変更後
 ③養子の年齢
養子は,6歳未満でなければなりません(民法817条の5本文)。6歳以上だと,親が替わったことに気づいてしまうからです(上記②の視点)。
ただし,6歳になる前から養親に監護されていたときは,8歳未満であればOKです(民法817条の5ただし書)。6歳になる前から一緒に暮らしていたのなら,親が替わったことに気づきにくいからです(上記②の視点)。
 ③養子の年齢
養子は,15歳未満でなければなりません(新民法817条の5第1項前段)。
ただし,以下の2つの要件を充たせば,15歳に達した後でも可能です(新民法817条の5第2項)。
・15歳になる前から養親に監護されていた
・15歳に達するまでに請求をできなかったやむを得ない事由がある
※審判確定時に18歳未満である必要があります(新民法817条の5第1項後段)
※15歳以上だと養子の同意が必要となります(新民法817条の5第3項)
特別養子は,要件が厳格であり,利用できない事例が多数あります。その原因の1つが養子の年齢制限でした。ある程度成長してから虐待を受けて児童養護施設に入った子供などについては,利用できない制度となっていました。こういった事例にも使えるようにするため,令和元年の改正で年齢制限が引き上げられました。