合格者の声

合格者インタビュー

※このページでは合格者のお名前はイニシャルとし、顔写真は不掲載としました。2018年度合格者インタビューは2020年向けリアリスティック一発合格松本基礎講座パンフレットに掲載されています。


一発合格者の合格体験記

一発合格者の方の中から、合格体験記をご執筆してくださった方4名を掲載しています。

どのように講座を利用し一発合格を勝ち取ったのかが詳細に記載されていますのでぜひご覧ください。

※このページでは合格者のお名前はイニシャルとし、顔写真は不掲載としました。体験記の原文は辰已の司法書士試験合格体験記『合格の形』に掲載されています。


2017年度
合格者インタビュー①
R.FさんT.KさんH.KさんT.YさんH.Sさん
(以上、全員平成29年度司法書士試験合格者)
2017年度合格者インタビュー①

司会者)
松本講師や5ヶ月合格法をどこで知りましたか?また、最初はどう思われましたか?
T.Kさん

僕は本です。最初は正直少しうさん臭く感じたんですけど、裏表紙に顔写真が載っていて、ものすごく迫力があったんです。「この人面白いわ」と感じて、一日で読み切りました。
R.Fさん
ネットで「5ヶ月先生」とか書かれているのを見て、次の日に古本屋に行ったら、たまたまその本があったんですが、その日はとりあえずスルーしました。「コイツ絶対ウソや」と思って素通りました(笑)。でも頭の中にすごく引っかかっていて、「一回見てみたほうがいいかも」と思って、古本屋で100円で売っていたので買って読んでみたら、「もしかしたらホンマかも」と思えたんです。たぶん動画とかも見ていなかったと思いますが、「この人やったらいけるやろ」ということで講座を申し込みました。本に書いてあることを信じました。
 H.Kさん
ブログで拝見していて、そのままの流れで講座を申し込みました。ブログを知ったのは「司法書士試験」で検索をしたのがきっかけです。
H.Sさん
私は「一発合格」で検索しました。勉強を始める時に「一発で合格するんだ」と自分で決めていましたので。そうしたら松本先生のブログが出てきたんですが、1年目は別の通信講座で、2年目はさらに別の予備校の講座で勉強をしていて、松本先生のブログは参考にさせていただいていました。その後、「確実に」という言葉に賭けてみようと思って松本先生の講座を申し込みました。
T.Yさん
私は、松本先生がまだ講師をされる前にブログで脳科学者のことを書かれていたのを見て、私もその本を買ったということがありました。でも新聞に「過去問をやれば合格する」と高校受験や大学受験について書いてあるのを見たので、過去問ばかりやって司法書士試験を受けたんです。そうしたら、3回目の受験で午前科目の順位が1万何千というところまで下がってしまって、「これではダメだ」と思って講座を検討していた時に、その中に松本先生の講座もあって、ブログと同じ人だということに気付いて先生のガイダンスを見ました。それで「私は間違った勉強をしていた」とすごく思って「これしかない」という思いで講座を申し込みました。


■講義スタイルについて
松本)
次に講義の話しですが、テキストを画面に映す形式はいかがでしたか?
T.Kさん
最高です。

T.Yさん
あれはよかったですね。
T.Kさん
板書スタイルでノートとかメモをとるやり方だと一元化ができないんですよ。この講座の一番良いところは、テキストのこの場所だけ見れば全部載ってるというところ。先取特権といったらここ、というふうに思い出せる。ノートをとってしまうと思い出すポイントが2つになっちゃうじゃないですか。だから全部テキストにまとめて書き入れてくれるのは本当にやり易かったです。
松本)
他に「テキストに線を引いてください」というスタイルの講師もいますよね。
T.Kさん
わからないですよね、どこに線を引くのか。「上から5行目のあたりから3行線を引いてください」なんて言われるとそれにどんどん時間を取られて講義の質も薄くなっちゃう気がします。線の場所を指定する時間を積み重ねるとかなりのロスになりますよね。あと、松本先生は早口なので、それで結構時間を稼げてますよね。
司会者)
その早口というのは皆さんどのように感じていますか?
 H.Sさん
大丈夫ですよね。
 T.Yさん
うん。生で授業を受けている人がそのスピードなので。(通信の場合)1.5 倍のスピードにしてもいいんですけど、それだと書き込みが間に合わないから、「みんなと同じ時間で書き込まないと授業にならない」という思いでやっていました。
松本)
LIVE講義では、受けている人の9割が書き終わってから次に行くようにしているんです。
 T.Yさん
生で授業を受けている人はそのスピードでやっているわけですからできるだけ同じようにしたいと思いました。
R.Fさん
僕は全然大丈夫でした。DVDで受けている時は1.7倍でやっていました(一同笑)。そうすると他の講師の話は遅すぎて聴けなくなりますね。
 H.Kさん
4色ボールペンで色分けをして書き込むのが特徴的でしたね。他の講師は黒だけですからね。
T.Kさん
あれは癖になりますよね。勉強以外の生活でもあれを使うようになって。すごく大事なのは緑、日付は赤、どうでもよいことは黒とか。
R.Fさん
それは分かります。
司会者)
通信部で受講された方が多いわけですが、皆さん、講義は繰り返し視聴されたんですか?
 T.Yさん
1回です。
T.Kさん
1回です。
R.Fさん
1回です。
 H.Kさん
1回です。
 H.Sさん
1回です。ただ、音声ダウンロードをして音声だけは繰り返し聴いていました。
 T.Yさん
私も音は聴いていました。
司会者)
あとはテキストをひたすら繰り返したわけですね。
一同)
そうです。

 

■受講者特典(講座専用ブログ・シャドウイング音声・推測採点基準)について
司会者)
講座の受講生には講座専用ブログ、全科目一括受講者にはシャドウイング音声や記述式推測採点基準などを提供しているのですが、それらは利用されましたか?
R.Fさん
講座専用ブログは質問に利用しました。ブログに載っている復習過去問は毎回の講義が終わる都度解いていきました、スマホを常に横に置いてという感じです。
T.Kさん
シャドウイングは会社法以外はすべてやりました。申請書も。ブログは本当に活用させていただきました。質問も何度かさせていただきましたし。最初はパソコンをそばに置いてやっていたんですが、ネットサーフィンをしてしまうので、スマホに替えました。
 T.Yさん
私は2ページ分を1枚の紙に印刷するやり方で一括でプリントアウトしていました。それを置いておいて、すぐにテキストのページに飛べるように工夫してやっていました。
 H.Kさん
ブログは指示された過去問を解くのと質問に利用していました。質問は結構したと思います。回答はめちゃくちゃ早かったです。次の日に返ってくればいいかなと思っていたらその日のうちに返ってくるとか。
 H.Sさん
やっぱりブログですね、他の人の質問を見たりとか。自分でも答えられないような質問があるとそこをもう一回勉強しました。
松本)
採点基準はどうでしたか?
T.Kさん
めちゃくちゃ活用しました。商業登記の地雷の話ですとか、配点の高い箇所だけはしっかり頑張ろうとか。採点してもらえる訂正の仕方も分かっていたので、今年の試験では時間ギリギリで訂正をして助かりました。
 T.Yさん
ここは飛ばしてもいいから他のところを埋めようとかいう判断ができました。配点が低いところは書かないということにして。
T.Kさん
得点効率の悪い欄もありますよね。あれも採点基準がないと分からないと思います。

 

■最後にひとこと
司会者)
来年以降の合格を目指す方に一言メッセージをお願いします。
R.Fさん
松本先生を信じろ、それだけですね。最初は怪しいと思いましたけど(笑)、この人の言っていることをやってればとりあえず大丈夫、そう思い込むこと。信用するに足りると思いますので。
T.Kさん
一発合格を目指す方は周りを蹴落とすくらいの勢いでやったほうがいいと思います。2年3年とかかってしまっている人については「諦めない」ということです。回数制限や受験資格がないというのがこの試験の一番優しいところだと思うんです。そこを生かさない手はないので、とにかく諦めないで欲しい。リアリスティック一発合格松本基礎講座を受ける方は最後まで講師を信じてください。この講師とこの教材で大丈夫です。
 H.Kさん
僕も同じなんですが、あえて他に言うとすると、先生や教材を信じることもありますが、まず自分を信じてほしいということですね。自分を信じて目の前の課題に取り組む、その延長線上に合格が見えてくると思います。
 H.Sさん
去年私は総合点落ちだったんですが、そういう方は多いと思います。その日の体調だけで合否が入れ替わってしまうというレベルの試験ですので、先生が仰っている「繰り返し」が大事ですし、続けていれば大丈夫だと思います。
 T.Yさん
私も机のところに「諦めない」とか「執念」というのを置いてありました。一回目の人はさっーと走る感じで、そのくらいの勢いで。ちょっと長くなってくるとモチベーションの維持も困難になってきますし、年齢が上がってくると体力面での不安もあります。試験当日は心身が落ち着いていないと駄目なので、本番に向けてしっかり調整してやってほしいと思います。


2017年度
合格者インタビュー②

 

Y.NさんS.IさんK.UさんT.Hさん

(以上、全員平成29年度司法書士試験合格者)

2017年度合格者インタビュー②

■受講のきっかけ
松本)
私を知ったきっかけは何でしょうか。
K.Uさん
僕は以前から松本先生のブログを、松本先生の講座を受ける3年くらい前から見ていて、とにかく興味津々だったんですよ、この人の講義を聴いてみたい、この人のテキストを見てみたいと。ずっと試験勉強をしてきて、そろそろ結果を出さないといけないなという時に、お金をかけても絶対にこれをやろうと思って講座を申し込みました。3年間躊躇していたのは、まとまったお金がかかるからだったんですが、最後は絶対これで決めてやろうということで頑張ったという感じです。
Y.Nさん
初めに司法書士について調べた時に「最短でどれくらいで合格できるのかな」というのを調べたんです。そうしたら松本先生の「5ヶ月合格法」というのが出てきまして、「じゃあ半年くらいでいけるかな」と思ったんです(笑)。それが松本先生を知ったきっかけで、最初はネットで見て、そのあと本も読みました。それから2年くらい独学でやっていて、その間も先生のブログは見ていたんですが、2回目に落ちた時に独学に限界を感じて、今回、基礎講座を受けて1年で決めてやろうと思ってやりました。今思えば、最初から受けておけばよかったなあと。
K.Uさん
僕もそうですね。
Y.Nさん
最初から受けていれば1回で受かったんじゃないかと思います。
T.Hさん
僕は辰已のスタッフさんの紹介で先生の講座を知りました。最初、別の予備校で6か月ほど勉強をしていまして、その後に一回スパッと切って別のところにしようと思って名古屋で予備校巡りを始めたんです。いろいろ回っている中で辰已名古屋校のスタッフさんから話しを聞いて、そこの雰囲気も良かったし、紹介していただいた講座が「基礎から学び直す」という僕のニーズとも合致していたので、じゃあここにしようと。そのスタッフさんのお蔭です。本当に感謝しています。
S.Iさん
僕は5年前から勉強を始めて、その時には松本先生のことを既に知っていたんですが、見ると講座を受けたくなっちゃうんで見ないようにしていたんです(笑)。きっと良いんだろうなと。でも金銭的なこともあったのでやめていたんです。「独学でいける」という自信もあったので。ただ去年、3回目の試験を終えた時に、むちゃくちゃ勉強をしたんですけどちょっとだけ足りなかったんです。でも、何が足りないのか、方法が悪いのかと途方に暮れました。今から勉強方法を見直して一からまた独学でやるというのが無理だなと思って松本先生のブログとか動画をそこで初めて見たんです。そうしたら、思っていたのとは全然違って、基礎を網羅的に話す内容でした。一番響いたのは、パンフレットに載っていた「自転車をこいでください」というお話です。「こぐだけでいいの」と。だったら松本先生に連れて行ってもらおうと思って、テキストに没頭して「いけるな」と感じました。だから僕も初めから受けておけばよかったなと(笑)。

 

■講義スタイルについて
司会者)
テキストに書きこんでいくという講義スタイルはどうでしたか?
S.Iさん
やり易かったです。講義中も聴くことに集中できる。どこのことを喋っていてどこをチェックしたらいいのかとかいうことを全然気にしないで講義に没頭できる。あと、見返したときに、その日の自分のテンションを確認できる。あまり書き込まなかった時のものを1か月後とかに見返してみると、本当に真っ白なんですね、文字通り。ここが大事なんだよとか、こういう理由があるんだよとか、ちょっとした落書きとか、そういうものがあるとすごく復習し易いんですね。
T.Hさん
僕も良かったです。予備校を変えようと思った時に「ノートではなく直接書きたいな」というのがあって、ガイダンスを受けた時に松本先生のやり方を知ったので、いいなと思いました。
Y.Nさん
先程も言ったように、やることが分かっているというのが非常にやり易かったです。4色ボールペンを使うというやり方もすごく記憶に残り易いので、後から復習してもその講義で松本先生が仰ったことがよみがえり易くて良かったです。

松本)
視覚的にテキストを思い出す人と、講義で話した説明を思い出す人と2通りの人がいるようですね。
K.Uさん
僕はテキストでしたね。それまで勉強していた時にはどこが大事なのか分からないということがあったんですけど、先生の講義ではどこが大事なのかがテキストで分かったのですごく役立ちました。
司会者)
テキストは何回くらい回しましたか?
S.Iさん
10回は行ってるかなと思います。苦手なところは30〜40回見てると思います。
T.Hさん
僕は直前期が5回で、その前が2回、合計7回です。
Y.Nさん
直前期前は2回か3回で、直前期は10回は回してます。最後は1週間で2周して、最後2日余って、もうやることないなって。テキストを見たら吐き気がしたので(笑)。でも勉強時間が10時間を超えたことはないですね。
K.Uさん
僕は全科目を月に1回まわすようにしようと思っていました。苦手なところだけ回していると穴ができるので、なるべく全部回すようにしていました。直前期は苦手なところだけを何回まわしたか分からないくらいやりました。


■講座専用ブログについて
司会者)
講座専用ブログは使いましたか?
K.Uさん
いっぱい使わせていただきました。
松本)
そうでしたね。
T.Hさん
先生、覚えていらっしゃるんですか?
K.Uさん
僕はいっぱい相談しているんで(笑)。
松本)
ブログではハンドルネームでしたが、その他にメールでもご相談いただいていましたからね。
S.Iさん
僕は過去問の該当箇所を確認したり、他の方がどういう質問をしているのか見たりしていましたね。
T.Hさん
僕も結構利用させてもらいました。過去問をテキストの該当箇所とつなぐ作業と、あと質問も何回かさせていただきました。返信がすごく早くて、夜中の12時とかでも20分くらいで返ってきたり。そういうのがあってすごく励まされました。今日はもう勉強をやめようかなと思っていても「先生、まだ起きてるな」と思って、もう少し頑張ろうと。
Y.Nさん
私も過去問をつなぐ作業と、あと何回か質問をさせてもらいました。私は朝早く起きてやる方だったので、朝質問をして、仕事から帰って回答を見るという感じでした。


■シャドウイング用音声について
司会者)
シャドウイング音声は利用しましたか?
S.Iさん
シャドウイングは申請例を通勤の時に聴いていました。ほとんどあれでいけましたね。通勤の時にブツブツ言いながら。歩いてる時間がもったいないと思っていましたので、ずっとシャドウイングをしていました。
T.Hさん
僕は利用しました。申請例と憲法の統治の部分です。先生が「寝起きで『売買を原因とする所有権移転』を言えるくらいに」と仰っていたので、「寝起きシャドウイング」と呼んで、朝起きて最初にシャドウイングをやっていました。
Y.Nさん
私も通勤の時に車の中で流して聴いていました。申請書と、条文は民法と憲法くらいです。


■記述式推測採点基準について
司会者)
記述式推測採点基準についてはどうですか?
S.Iさん
商業登記の地雷のところとか、書き間違えた時の修正の仕方が分かったので、安心感が大きかったですね。
T.Hさん
不動産登記は枠ズレに気をつけようとか、商業登記は最後まで書き切るということをあらためて意識するようになりました。
Y.Nさん
今年の試験で解答の修正をやったんです。最後の5分くらいで不動産登記の解答が間違っていることに気が付いて、先生のやり方で修正しました。
 K.Uさん
僕もなるべく点数が入り易いところから書いていくのに役立ちました。

 

■講義の中で印象に残っていること
司会者)
松本講師の講義で特に印象に残っていることはありますか?
S.Iさん
刑法でピストルを使う事例で説明してくれたことがあって、あれがすごく印象に残っています。それまで分からないところだったんですが、あれで分かったんです。
T.Hさん
勉強やりたくないなと思った時にいつものノルマを減らすという話がすごく印象に残っています。直前期になると気持ちが焦ってくるので、そういう時こそ今できることをしようというふうに意識しながらやっていると、意外にできたりするんですよね。勉強を続けていく上で非常に励みになりました。
Y.Nさん
雑談ですね。やる気が落ちてきた時に「雑談のところまで頑張ろう」と思って、雑談を聴いたらまたそこから少し頑張れる。それでモチベーションを上げられるということがありました。
K.Uさん
僕は会社法が苦手だったんですが、導入講義の会社法の講義、船で説明するところがすごく分かり易かったですね。あれで「そうか、こういうことか」と思ってから会社法が入ってきやすくなりました。雑談は、キツイ話をする時が良かったですね。あれでやる気になりました。


■最後にひとこと
司会者)
司法書士試験の合格を目指す方に一言お願いします。
S.Iさん
範囲が広くて大変な試験です。計画通りに進まなかったりすることも多いと思います。僕もそうでしたが、不安になることがあった時、解決する方法は一つ、本試験までやり続けるということしかないと思うんです。だから、やり続ける工夫をすることが大事です。モチベーションを上げたり、何で司法書士になろうと思ったのかとか、相談相手を見つけるとか。そういうふうにして本試験までなんとか頑張ってほしいと思います。
T.Hさん
運もあると思います。良い予備校スタッフに会えて、良い先生を紹介してもらえて、良い講座を選んでそのまま行けたというのもそうだと思います。僕の経験から言わせていただくと、意識していたことは2つ。1つは先生の指示に忠実に従うこと。試験については松本先生が一番熟知していらっしゃるので、成功するために一番手っ取り早いのは、先生の意見を忠実に聞くことです。もう1つはモチベーションの上げ方。もちろん知識の整理、頭の整理というのは大事ですが、それだけでなく心の整理の仕方、どうにかなることと、どうにもならないことを分けていくということがキーポイントじゃないかと思いました。
Y.Nさん
単純に、松本先生の言うことを聞いていれば受かると思います。他の講座のことは分かりませんが、同じように、講師の言うことを忠実に聞いているのが一番早いのかなと思います。
K.Uさん
僕のように10年以上勉強している人というのは変に知識を持ってしまっています。その変に持ってる知識はクリアにしておくこと。うろ覚えでは問題で出てきた時に迷ってしまいますから。その上で範囲を広げないようにするというのが良いのではないかと思います。


一発合格者の合格体験記 Case1
社会保険労務士試験後に勉強開始。9ヶ月半で短期一発合格!

T.Mさん

 

はじめに
私は法学部出身でも、実務の経験者でもありません。全く実際の業務の中身を知らないままで受験をするのは大変不安でした。しかし、司法書士試験受験に至るまでの間、いくつかの法律系士業の資格を取得してきたこともあり、どうせなら司法書士試験にも挑戦してみたいと考えて受験を決意しました。周りと比較して少し遅めのスタートとなり、勉強期間は10か月足らずで、ほぼ専業にも関わらず本試験日まで大変忙しい日々だったと記憶しています。勉強しなきゃ!という意識はほとんどないまま、気が付いたら本試験日が来ていたかのようでした。一回目の受験で合格できたのは、ある意味で程よく忙しかったのが要因の一つかもしれません。

 

辰已の受講講座
試験日まであまり日がなかったため、ネットで予備校を検索していくつか候補をしぼり、最終的に講師の提唱する学習方法や無料の講義映像での話し方を見て松本先生の講座に決めました。いままで辰已法律研究所を利用したことはなかったため、かつて利用していた某大手予備校の講座の利用を検討していました。なじみのある通信講座でのインフラがそのまま使えると考えたためです。しかし、かつて自分が他の法律系士業の資格の勉強で思い出し方を集めるのに苦労したのを思い出し、必要な理由付けが講義内でふんだんに提供されるリアリスティック一発合格松本基礎講座の受講を決めました。


択一式対策
私の場合、民法と会社法に関しては一通り学習経験があり足りない知識や改正点を補いつつ、かつての勉強を思い出しながらリハビリするといった風でした。したがって、学習初期の民法のインプットの段階では負荷が足りないと考えて、松本先生が指示される学習以外に「司法試験・予備試験と司法書士試験で重複する科目」については司法試験と予備試験の10年分の過去問題集を購入して、毎朝20問ずつくらい解いていました。こういった学習方法はあまり聞いたことがないので自分でもイレギュラーだなとは思っていましたが、問題の傾向が微妙に異なるので大変新鮮で、よい眠気覚ましになりました。ただし、あくまで目指しているのは他でもない司法書士試験合格であって、それ以外の何物でもありません。松本先生のおっしゃる「講義を聞き終えなければならない時期の終期」でこの過去問題集については封印しました。以後合格まで手を付けていません。結局、憲法の問題集については開くことさえなく新品同様、刑法についても司法書士試験とはかけ離れていると思われる学説問題をすっ飛ばし、一周できずに終わりました。民法と商法(手形法関連を除く)については3周ほど、民事訴訟法は一周しました。「で、役に立ったの?」と聞かれると答えに詰まりますが、自信がついたのは確かです。上記以外の学習はほぼ他のリアリスティック一発合格松本基礎講座の受講生の方と変わらないと思います。テキストに基準をおいて司法書士試験の過去問を解きながら思い出し方を含めテキストをアウトプット。いままでの学習ではアウトプットでごり押ししていたことの多い私にとっては初めての方法論でしたが、効果てきめんだったようです。

 

記述式対策
不登法に関しては普段のテキストのアウトプットの周回段階で自分が作問者ならどんなストーリーを作るかを意識した読み方を心掛けました。本試験での連想が早くなるよう答練や模試でのひっかけ方を頭の中でリストアップして、できる限り登記記録を答案構成用紙に書き写しながら別紙のナナメ読みする段階で問題の中核部分に気が付けるようにしていました。

別途ひな型を覚える作業をされる受験生の方が多いようですが、私の場合はシャドーイングに加えてイレギュラーな箇所、例えば所有権保存の登記の抹消で登記識別情報と印鑑証明書が必要ですが、そういった部分のみ蛍光ペンで目立たせて意識するだけにとどめました。講義中に書き込んだもの以外にも、復習時に自分で書き込んだメモも多いです。結局のところ、申請書のひな型は一定のルールにのっとって原型を変形させているにすぎないためです。あまり暗記に走らなかったせいか、記述式の問題を解くのは割合楽しんでました。辰已のオープン総合編の答練は作問者が責任担当制で毎回入れ替わるため、記述の問題も十人十色で飽きずに解くことができました。
商業登記法に関しては、どのように登記できない事項を問題に組み込んで出題してくるだろうか、という点を常に意識しながらテキストでアウトプットしていました。不登法とは違い、ひな型を変形させるという方法は使えないので、添付情報の使い分けを覚えるのに若干苦労しました。松本先生の講座では組織再編のところの添付情報の覚え方をはじめ、知識の整理の仕方が教えてもらえるため、丸暗記せずに済んだのはよかったです。登記の事由の書き方で紛らわしいものを直前に確認したくらいで、申請書を書きまくるような対策はしませんでした。

ひとつ記述式に関して後悔していることがあるとすれば、ボールペン選びでしょうか。私が使っていたボールペンが持つ部分が固く、長時間持っていると腕が痛くなるようなものでした。ボールペンは高価なものではないので、色々と試してみることをお勧めします。

 

本試験当日
本試験会場は某大学で机は長机、席は前のほうになりました。この試験に限らず資格試験は、会場の机が長机かどうかが極めて重要です。事務処理スピードに差が出ます。司法書士試験では死活問題です。願書提出段階で会場がわかる場合には、可能なら長机の会場かどうかは念のため事前に調べたほうがよいかと思います。私はたまたま長机の教室が当たりました。
試験官は法務局の職員だと思われます。他士業だと各団体が試験事務を行っている場合が多いので多少面喰らいました。成績通知を受けたいなら当日に配られた封筒に名前と住所を書くというのも初めてで驚いた覚えがあります。当然には通知してくれないのですね。
私は本試験直前で副鼻腔炎になってしまい、当日も薬を飲んで試験に挑みました。花粉症の方ならわかると思いますが、のどがやたら乾くクスリです。おかげでパフォーマンスは最悪に近く、試験中は結構な頻度で水分補給していたと思います。直前期の免疫力が低下してる際、模試を会場受験するために東京へ来たタイミングでうつされてしまったみたいなので、体調面にもっと気を遣えばよかったと心底悔やんだ覚えがあります。
午前の部は民法がやたら簡単に思えて、どこか勘違いをしているのではないかと怖くなった覚えがあります。一方、会社法では勘で答える羽目になった問題が数問あり、難易度が高い印象を受けました。刑法では、民法の講義の胎児の権利能力のところでテキストに書き込んだ一部露出説に関する出題があり救われました。
午後の部は民事訴訟法から解き始めましたが、難易度が高く出鼻をくじかれた格好になりました。再審の問題は全く分からなかったので鉛筆を転がしました。登記法は簡単なものもあれば、あまり見かけない問題もあり、記述に入る前に数問見直してマークを塗りました。
不動産登記の記述は登記記録から見ていきますが、登記記録上に地役権があることに気づき若干パニック。しかし蓋を開けてみれば申請件数を間違いようのない内容で、地役権はあまり関係ありませんでした。実際にかなり細かい論点での勝負になったようでした。商業登記の記述はまさかの清算株式会社からのスタート。「去年の続きかよ!」とひとり心の中で突っ込みを入れながら答案構成をしていました。答練などで会社継続の論点を扱うものは少なくあまり書いた経験がないため、本試験中不安でした。また、社外監査役の社外性を満たしているかの判断を求める記載があり、思わず筆が止まってしまいました。登記できない事項の判断も含め、不動産登記よりは難易度の高い内容でした。

 

後進へのアドバイス
勉強を時間で測ることからなるべく離れることをお勧めします。時間をものさしにしてしまうのは、言われないと勉強できない小中学生の勉強です。できれば、空いた時間を勉強に充てていたら気が付いたら就寝時間、くらいが理想です。私は勉強の記録を後からつけるのではなく、あらかじめ予定を前日以前にたてておいてそれをつぶしていくやり方が効果的でした。単にダラダラ勉強して学習した気になってしまうことを避けることができるだけでなく、計画からずれている学習は何かが一目でわかるようになります。

 

最後に
どのような経緯でこの資格を目指すことになったかは人それぞれだと思います。それと同時に、どのような環境で勉強できるかも人それぞれです。来年度以降の受験生が自身の実力を最大限発揮できることを祈ります。

一発合格者の合格体験記 Case2
お試し受験後、松本基礎講座でやり直して1年で合格!

T.Hさん

 

はじめに
漠然と受験を決意しました。

司法書士試験は合計2回受験しました。
1回目は、別の予備校で基礎講座を受講し約半年間勉強しましたが、結果は合格ならず。「来年は受かる」と言われそのまま中上級講座を薦められましたが、直観的に「無理だな」と思いまた基礎から勉強し直すため再度予備校巡りをはじめました。名古屋校に行った際に応対してくれたスタッフさんに心地よさのようなものを覚え、そのスタッフさんの紹介の中にあったリアリスティック一発合格松本基礎講座の受講を決めました。

 

勉強法全般
重視したことは以下です。
・先生の指示に従う
・「こなす」「回す」という感覚
「一つひとつ理解しながら…」では終わりません。機械的にでも先に進めることを意識しました。
・満遍なくやる
科目で言えば民事訴訟法・民事執行法・民事保全法、憲法。分野で言えば会社法・商業登記法の持分会社、一般社団(財団)法人、商法、不動産登記法の信託なども学習すれば点はとれます。得意分野に偏らず、むしろ苦手な箇所こそやれば点につながります。

 

択一
過去問について
まず解く順番を決めました。後で解くようにした問題の形式は、学説、文章問題、穴埋め、個数問題です。要するに、先にそれ以外の問題に時間をかけずに済ますことで、問題文が長いまたは肢の全部もしくは大部分を読まなければ答えが出せない問題を焦らず余裕をもって解くことができるように時間を作りました。問題を解いた後も解説を見ずに、分からなければテキストから根拠を探すようにしていました。検索先の一元化ってやつです。
「なんとなく○だろう」はダメです。時間を意識するあまり、5 肢中の2、3 肢まで読んだ時点で「正解っぽいな」と判断してしまう気持ちはわかります。しかし、実は最後まで読めばより確実に判断しやすい肢があることは少なからずありますし、そのことにより一問落とすのはかなり痛いです。また、たとえそれで合っていたとしても練習の段階から根拠づけて解く癖をつけないと、後で苦労します。それは答練や模試で痛感します。あくまで「かもしれない」運転でお願いします。
時間配分は、試験の午前科目は3 分以内/問で解き、午後科目は2分以内/問で解くように設定しました。また、午後科目についてはより時間が制限されるので「2秒ルール」を設けて解くようにしました。2秒ルールとは、一つの肢につき2 秒考えても正誤の判断基準が思い浮かばなければ次の肢・問題に進むというものです。「前習ったはずなのに」と、こだわりたくなる気持ちはわかりますが、たとえその肢を捨てて3点落としたとしても、次の問題に進み時間に間に合わせて合格する方を優先すべきです。また、後で見直した時に気づくことはありますが、大体その場でパッと思い浮かばなかったことがそのまま考え込んでわかることはないので、単純に自分の勉強不足だと反省し、次に次にと処理していくようにしていました。

 

記述
早いうちから申請書の雛型を覚え始めた方がよいです。択一の授業と並行して講義で扱った箇所を少しずつ覚えていくことをお薦めします。問題を解き始めるにあたっては、いきなり時間を計るのではなく、まずは目を通す順を決め、その流れを定着させることを徹底しました。そしてそれが自然に身につくようになったら、時間配分を意識するようにしました。
注意事項に時間をかけてはダメです。注意事項(事実関係など別のとこに記載されている場合もある)は、おおざっぱにいえば次の3種類に分けられます。

①大体どの問題にも書いてあるどーでもいいもの
②答えの書き方や考え方に関わる留意すべきもの(「今回はこー書け、こー考えろ」っていう試験官からの注文)
③その問題特有の指摘で、問題を解く上で大きなヒントとなるもの
①を消し、②③を残すことが秒でできるように訓練をした方がよいです。
凡ミスをなくすよう努めました。記述は1点のミスが命取りになります。書き間違え、書き忘れ、読み飛ばしなどをしてしまったら恥じて下さい。私の場合は、同じミスを繰り返さないよう、その都度ノートにミスの内容と対策としての思い出し方を書くようにしていました(以下、「テクニックノート」)。また、個人的には後述するように数字の見直しを特に注意しました。

 

不登法
「売買を原因とする所有権移転」の書式をまず完璧にした方がよいです。これは、あらゆる申請書のベースとなる雛型です。寝起きの状態でも目的~添付情報まで淀みなく言えるようにした方がよいです。枠ズレ防止対策は必須だと思います。そのための対策として、例えば以下のようなものがあります。
・名変登記の理解
・申請順序や申請件数を意識しながら択一の復習を行うようにする
・数字の見直し:登記番号、持分割合などです。添付情報として「誰の」「何番の」登記識別情報の提供が必要になるのかという点や、更正や抹消の登記があった後に申請する登記の目的の書き間違い(「A持分全部移転」とするところ「所有権移転」と書いてしまう等)を防ぐためです。

 

商登法
理由づけをより大事にした方がよいです。特に添付書面に関しては、模試や市販の問題集によっては解説がきちんと書かれていないこともあるので、「どのケース」に「何の書面」が「何通いるか」を理解していれば復習に手間がかかりません。(例えば、「株主総会議事録」を添付する場合でも、決議がなければ「株主リスト」はつけないなど。)また、不登法と比べると一つの申請書に書く量が非常に多いですが、登記すべき事項・登記の事由・登録免許税・添付書面はそれぞれつながっているので、手続きの流れが理解できれば長文であっても一気に書けるようになります。
ピンポイントの留意すべき知識:再任と重任の違い。経由申請の可否(例えば、本店移転の登記をする際の新所在地や、吸収分割の登記をする際の分割会社の所在地を管轄する登記所に同時に申請できる登記か否かの判断等)。印鑑証明書の添付(特に、誰の何につける印鑑証明書になるのかの理解や省略の可否)は混乱しやすいと個人的に感じました。自分なりの言葉で整理できるようにした方がよいです。
数字の見直し:添付書面の通数、役員等の就任・退任年月日、役員等の員数など。添付書面の通数は、間違えても減点が少ないと言われているのでまだマシかもしれません。しかし、役員がらみの数字につきましては例えば、「権利義務を有する者」に該当するか否かの判断が必要になることがあり、また「兼任禁止規定」などの問をまたがる論点となり崩壊しかねないので、特に慎重に確認するようにしていました。とにかく時間内に最後まで書ききることが大切です。不登法と違い枠ズレの心配がなく、最悪の場合時間がなければ申請できそうなものを全部書いちゃってもある程度点が取れるそうです。逆に時間切れが一番ダメだし悔いが残ります。

 

本試験当日
科目の解く順と後回しにする問題は以下のとおりあらかじめ決めていたので、それに従って解きました。
科目の解く順
午前:①会社法②民法③憲法④刑法
午後:択一①民事訴訟法・民事執行法・民事保全法②供託法・司法書士法③商業登記法④不動産登記法

記述①不動産登記法②商業登記法
※後回しにする問題は前記『私のとった勉強法/択一/過去問について』のとおり。
後で見返したときは難なく解けたが、その場では肢の論点すらわからずに間違えた問題が民法で2 問、憲法で1問ありました。振り返ってみればやはり緊張していたのだなと思いました。また、択一については、午前午後それぞれ答練や模試で大体取れている点数引く2問くらいかなと予め見積もっていました。しかし実際は、午前がさらに予想引く1問だったので焦りました。
午前科目の後半ぐらいの時間に、同じ教室内で苛立った受験生がシャウトし机を叩きつけるというハプニングがありました。本試験の会場は独特の緊張感があり、それゆえ様々なことが想定されるので、普段自宅で学習されている方も一度は模試等で会場を経験した方がよいです。ちなみに私は、「今の衝撃で緊張がほぐれたな」と前向きに捉えることができ、また「たぶんこれで落ち着いているのは俺ぐらいだな」と根拠のない自信につなげることができました。
試験開始直前と午前と午後の合間のルーティンは、模試や年度別過去問を解く際に次のように決めていたので、本番でもそうしました。

直前:①テクニックノートを見る②答練・模試を解く度に書いていた問題の解き方の反省と対策(以下、「議事録」)を読む③会社法のテキストを1 コマ分読む。
合間:①20分前後のラジオを聴きながらご飯を食べる②テクニックノート・議事録を読む③テキストの民事保全法のページを読む
午後科目は、記述の不動産登記法を終えた時点で残り45分になっていました。しかし、不動産登記法を解いている時も「45分ありゃいけるな」となぜか思い、商業登記法も普段通り飛ばすことなく解きました。結果、5分余ったので見直しに時間を費やすことができました。

 

最後に
勉強するだけ勉強したら、後はハッタリが大切です。不安な箇所があろうがとにかく受かればOKなので、その日は自分の日だと思い、セール時のおばちゃんよろしく厚かましくも合格というターゲットを奪い取ってきて下さい。実際のところ私も、試験当日は午後から急に土砂降りとなり雨に濡れながら帰ることとなりましたが、「これは祝福の雨だな。受かった…」と何の根拠もなく思いました。


おすすめの本・曲
・「ヒクソン・グレイシー 無敗の法則」ヒクソン・グレイシー著、ダイヤモンド社、2010.9
心の持ち方を自分でコントロールすることの大切さを教えてくれる本です。実際私の場合は、学習期間中は父親から度重なる嫌がらせを受け続けていましたが、そこでの怒りや悔しさをエネルギーとして利用することで学習を進めていた事実もあります。司法書士試験の勉強にあたっては、学習した知識の整理と同様に、「自分で何とかできること」と「自分ではどうしようもないこと」に分ける心の整理も必要だと思いました。
・"AMBITIOUS JAPAN!" TOKIO
言わずと知れた「新幹線の歌」です。メロディーもさることながら、歌詞も非常に前向きなところが特徴です。お気に入りの歌詞は「I get a true love」というところです。「なんか気分が乗らないな…」と感じた瞬間に本意気で歌うと、一気にモチベーションが上がります。屋内で発動すると十中八九白い目で見られますが、屋外ではまれにフラッシュモブのような一体感が生まれ、世界が一つになります。

一発合格者の合格体験記 Case3

学生から社会人へ。環境の変化がありながらも隙間時間を精一杯活用して一発合格!

K.N さん

 

はじめに
■他資格受験歴
平成26年度行政書士試験合格
■司法書士試験学習歴
平成26年秋に平成27年度合格を目指す松本基礎講座全科目DVDを申込み~平成29年3月までにすべてのDVD視聴を終える(平成27年春まで学生,同年4月以降は平日9時-18時勤務の兼業受験生)
■司法書士の受験を決意した経緯,合格までの受験状況

法学とは異なる分野に進学していましたが,就職前に平成26年秋の行政書士試験を受験。その後,関連資格を調べているなかで「司法書士」という資格を知り,ダブルライセンスを目指そうと思うようになりました。そして,平成26年の秋に(平成27年度合格を目指す)「リアリスティック一発合格松本基礎講座」を申し込みました。しかし,平成27年の春に就職して勉強時間が確保できず,結局DVDをすべて視聴し終えたのは平成29年の3月でした。松本先生にも相談に乗っていただき,隙間時間を精一杯活用して,何とか合格点までもっていくことができました。


私のとった勉強方法
平成26年の秋に(平成27年度合格を目指す)「松本基礎講座(全科目,DVD)」を申し込みました。しかし,平成27年の春に就職したため勉強時間を確保できず,また勉強する意欲もわかなかったため,パンフレットどおりのスケジュールで進めることができず,平成29年3月までの長期計画で一通り全科目のDVDを視聴し終えました。そして,4月~本試験にかけては,追っかけ復習,記述式演習(過去問+授業でやった問題),択一過去問解き直し,音声学習,本試験前に辰已と某予備校の出題予想会を視聴などで追い込みをかけました。


〈択一対策〉
■全体を通して
テキストを勉強の中心に据え,DVDで理解した後は授業で指定された過去問を1回解き,テキストに戻って復習するという勉強方法でした。

■平成28年10月まで
民法と不登法の途中まではDVDの視聴+1回目の指定過去問演習(これも民法と不登法の途中まで)を終えていたので,出勤前や昼休みなどの隙間時間を使って,テキストの読み直し(追っかけ復習)を行っていました。
■平成28年10月から平成29年3月まで
この半年間で残っていた科目のDVDを一気に視聴しました。とはいっても,平日は仕事がありましたので,だいたい土曜日に1コマ,日曜日に1コマのDVD視聴というペースでした。ただ,絶対に平成29年度の本試験で合格したいと考えていたので,松本先生のおっしゃる「ノルマ達成の発想」を意識し,自分で勉強計画表をエクセルで作成し,印刷して壁に貼り,チェックをつけていくことで,ずれが生じながらも何とか視聴し終えました。また,計画を立てた際には,新たなDVD視聴から2か月以内にその部分のテキストページを3~5回読み直すようにしました。できなかった範囲もありましたが,できた場合は計画表にチェックするようにしていたので,多くの部分で達成できました。DVD視聴日に指定過去問も解き,その日のうちにテキストに過去問番号を書き込むのも終えられるように努めていました。
■平成28年10月から本試験直前まで
上記の期間に重なる形で,追っかけ復習を仕切り直しで再スタート。平成28年10月から平成29年4月中旬までに,民法,不登法,会社法・商登法を3 周,またその間の平成29年1月末~2月中旬に民訴・民執・民保を1周,平成29年4月中旬から6月下旬までに全科目のテキストを3周しました。その後,本試験前に全科目を1周(丸暗記),本試験直前にも全科目を1周(緑の知識)しました。
※「緑の知識」とは松本先生の売りになっている知識のことで,緑のボールペンで書き込みをしているのでそう呼ばれます。
※読み方,1ページを読むスピードは同じではありません。読むべきノルマを決めたうえで,何秒で1ページを読めば大丈夫そうかを計算して計画を立てました。ただ,あくまでも「予定」であり,その時間を超えてしまうことも多々ありました。
※もっと追っかけ復習をすべきだったと反省しています。
また,上記の追っかけ復習のほかに,4月から本試験までの間に,過去問(松本先生が授業で指定してくださった過去問)を解き直しました。そのときに間違えた問題はさらにもう一度解きました(おそらく全部で1800問を超える程度の数を4月以降に解いたと思います)。


〈記述対策〉
■平成29年3月まで
記述式の講義も含んだ講座であり,かつ,全科目を受けていたので特典として「申請例音声データ」入りのMP3プレイヤーをいただいていました。そのため,記述対策は配布された資料,松本先生の記述式の解法本,問題冊子,講義DVD,音声学習(シャドウイング)をメインに進めました。
音声学習(シャドウイング)については,辰已ホームページやガイダンス映像などで紹介されていると思いますが,申請書の記載例を音読した音声データを聞いて,それを自分で声に出すという学習方法です。慣れてくると,音声データを聞く前から自分で記載例を言うことができるようになり,大変助かりました。主に通勤時や買い物に行くときなど,歩いているときに行いました。
申請例10個弱分ぐらいがだいたい15分前後だったので,それを1回分として自分で範囲を決めました。勉強記録が平成28年10月からしかないので,それ以前は不明ですが,平成28年10月から翌29年1 月ぐらいまではだいたい1 日に3~4 回繰り返して聞き,声に出しました。2月以降はそこまで行いませんでしたが,1日に1回は行うように努めていました。また,記述の勉強をどの時期に行うかについてですが,元々パンフレットにあったスケジュールに倣いました。パンフレットのスケジュールでは会社法・商業登記法の講義を受けている時期に,不登法の記述の講義を挟み込むスタイルでしたので,それに倣って私も進めました(1コマの中で択一の講義と記述の講義を混ぜているわけではありません)。同じように商登法記述の講義も,いわゆるマイナー科目といわれる講義の時期に,挟み込むスタイルでした。
■平成29年3月中旬~5月の初め
この時期に,確か不登法記述H11~,商登法記述H18~の過去問を1日1題交互に解いていきました。同時に,音声学習は1回分の範囲を15分程度と決めて,隙間時間で繰り返すようにしていました。
■平成29年5月~本試験直前まで
この時期は,再度記述式の講義で扱った問題を解き直すという勉強を行いました。そして,間違えた箇所については,ワードにメモしていくようにしました。音声学習も行っていました。


インプット―松本基礎講座のメリット
受講していてよかったことは次の通りです。

 

理由づけが豊富で,自分の勉強スタイルと合っていた。
※人によっては,理由付けが多いと逆に覚えにくいという方もいらっしゃるかもしれませんが,私は理由付けが豊富なほうが理解しやすかったので助かりました。どこが重要なのか,どこを覚えるべきなのかがわかりやすく提示され,テキストに書き込む色を使い分けることで,復習する際に自分の頭でもう一度論理を組み立てやすかった。
※ここは結論,記憶すべき事項,ここは理由,ここは応用可能な知識,などと分けられたおかげで,メリハリのある復習をすることができました。

 

申請例の音声学習を行うことができた。
※このおかげで,実際に問題を解くとき以外は,ほとんど申請書を手書きすることはありませんでした。「発音できれば,あとは漢字にするだけ」という松本先生の言うとおりだと思いました。


受講期間が終わっているのに,勉強計画を松本先生に見ていただいて,助言を受けることができた。
※受講生向けに,直前期の勉強計画をまとめた資料をいただいていたので,パンフレットのスケジュールとそれとを合わせて参照し,自分なりにまとめた勉強計画を松本先生に送り,見ていただきました。講座専用ブログが開設されており,過去問で問われる知識がテキストのどこに出てくるのかを照合する作業がしやすかった。
※正直に言えば,過去問とテキストを照合する作業は本当に大変でした。ただ,ブログのお蔭で何とか乗り切れました。


全科目を松本先生が担当している。
※一貫した勉強方法と試験への向き合い方を松本先生がたびたび講義中にお話ししてくださったおかげで,自分の軸がぶれることなく試験に臨めたと思います。

 

松本先生特製の記述の採点基準を推測するレポートをいただけた。
※自分が受ける年も同じように採点されるかはわからないものの,これまでの傾向を知ることができるのは精神的にもメリットですし,受験の戦略上も有意義だと思います。
※講座専用ブログでは質問も行えますし,松本先生からのご回答も早いので,これもメリットです。しかし,私はエンジンがかかるのが遅かったので,テキストの内容に疑問に思った時点で既に質問受付期間が終了しており,法律関係の質問は松本先生にしませんでした。ただ,メリットであることに変わりはないので,一応挙げておきます。


アウトプット―松本基礎講座のメリット
受講していてよかったと思う点を,アウトプットの観点で考えると次の通りです。


テキストでアウトプットするという考え方を知った。
※松本先生は,テキストでアウトプットするという考え方を強くおっしゃっており,私も「確かに」と思ったので,アウトプット用の講座は受講していません(辰已と某予備校の模試は受けました)。「松本先生のやり方どおり完璧に」とはできませんでしたが,テキストを読み込み,咀嚼して,思い出しながら読み進めていくという意識を持てたことは大きかったと思います。テキストを復習すれば,過去問で狙われたところを確認できると同時に,まだ問われていない知識で覚えるべき知識もわかりますので,問題演習を繰り返すのではなく,テキストを読み込むほうに重きを置きました。


手を広げさせないようにしてくれる。
※ついつい「あれもやったほうがいいか」と思いがちですが,直前期の過ごし方の資料を読んだり,松本先生のアウトプットへの考え方に触れたりすることにより,他の教材に対しては一定のブレーキをかけて,目の前の教材を最大限活用する方向に進むことができました。

 

ミスを減らす記述対策
※記述式の問題冊子の注意書きの処理方法をはじめ,定型的な作業を短い時間でいかに行い,問題読解の方に時間を割けるようにするかということを隅々まで考えてくださっていて,初めて記述式に触れた時から「役に立つ気がする!」と思わせてくださいました。


受けるべき模試を教えてくださる。
※1校だけの模試では偏りが出るため,どの予備校の模試を受けるといいかということを教えてくださいました。私は答練を受ける時間を作れなかったので,本格的なアウトプットというのは模試(と過去問演習)しかなかったのですが,どの模試を受けるべきかまで教えてくださり,助かりました。また,これは講座の話ではないですが,私は辰已のモーニングシャワーに登録して,毎朝メールで来る3つの○×問題をアウトプットの一環に位置付けていました(もう1つ別の予備校のメール配信も登録していました)。


最後に
勉強計画を立て直した平成28年10月から本試験までは,本当に集中して勉強したと思います。しかし,それは単に資格を取りたいという気持ちだけでは成しえませんでした。
新入社員だったため,講座の受講料は一括では支払えず,月々1万円弱ずつ支払うローン形式でした。もし平成29年に合格できなければ,使っているテキストが古くなり,さらに,民法改正も考えると,買い直さなければならなくなってしまうのではないかと思われ,気合が入りました。
大学時代の奨学金も返済が始まっていたので,絶対にこれ以上出費を増やしたくありませんでした。講義や過去問を消化するだけでも大変で,一日の仕事以外の時間をほぼ勉強に当てていたため,自分もいやになるほどでしたが,周りにも相当な迷惑をかけていました。もう1年同じ迷惑をかけることは考えられませんでした。また,自分ももう1年同じ生活ができる自信がなかったので,気合が入りました。日中働いて,隙間時間に勉強して,帰宅して炊事して,休日も早く起きて勉強して,掃除,洗濯をして,買い物に行って,それ以外は勉強して…という生活スタイルは,規則正しいかもしれませんが,自分の時間はほぼ取れず,本当にうんざりでした。
直前期は,帰宅後の夕食をとる際にもニュースは見ずに,苦手意識のあった分野の講義DVDを流すという生活でした。早く普通のテレビが見たい,と思っていました。
きつきつのスケジュールだったため,風邪をひかないように本当に注意しました。外出先から帰ったら手洗いうがいを欠かさないように心がけ,インフルエンザの時期前には予防接種をしました。


このように,プラスの感情ばかりで勉強を続けたわけではありません。もちろん,司法書士として活躍したいというプラスの感情から勉強への動機を起こすこともありましたが,「~したくないから」という方向から勉強に取り掛かることも多くありました。それが現実だと思います。どちらも受け入れて,勉強への動機に変えて,勉強を積み重ねていけばいいと考えて取り組めば大丈夫だと思います。

一発合格者の合格体験記 Case4
「何をしないか」について徹底的に考え抜き実行。兼業でも一発合格!

 J.Tさん

 

受験開始

「司法書士」、学生時代からその存在は知っていましたがその合格率の低さや広範な試験範囲から漠然と「中途半端な状態で学習を開始しても合格レベルに達する事は無いだろう。」と学習開始は敬遠しておりました。

しかし大学卒業後実社会での日々の中で法律知識の重要さを知ると共に商法・会社法については全資格試験中最高レベルの知識が求められビジネスの現場とも親和性の高いこの資格に非常に大きな魅力を感じ、平成26年度試験の受験を決意しました。
とは言え学生時代のように勉強に集中出来る環境を作り出し、法律初学者かつ兼業の受験生が一年間で合格レベルまでに到達するには一定程度の工夫が必要でした。
以下具体的な施策と学習方法について記載して行きます。

 

平日で6時間、休日では10時間くらいの勉強時間は確保していました。ただし後述するように勉強時間ではなく勉強量にノルマ設定していたため時計を気にしながら学習する感覚はありませんでした。
そして学習開始当初かなり意識的に行ったのは勉強時間確保のために「やらない事を決める作業」です。受験勉強においては「何をするか」も重要ですが、この「何をしないか」について徹底的に考え抜いた事も私が1年で合格出来た大きな要因だと思います。まずテレビ、ゲーム、SNS などの浪費時間をゼロにし、知人、友人からの単純な遊びの誘いはほぼ全て断りました。これにより勉強に割く事が出来る可処分時間が飛躍的に向上しました。また食後眠くなったりしないように重い食事や飲酒も極力避け、常に身体のパフォーマンスに気を配る事で時間対効果の改善にも取り組みました。食事の内容等ついてもかなり拘りましたがそれについては細かく書いていると長くなりますので割愛致します。また食事中もスマホやPC、DVDで講義やガイダンスの動画を見るようにし、移動中は音声学習で条文・申請書の定着を行う事でただ消費してしまう時間もゼロに近付けるように意識しておりました。このように常に学習に触れている事でオンオフの切替に要する時間も少なくなり、机に向かって集中する迄に時間を要する事もほぼ無かったように思います。

 

辰已法律研究所にて松本先生の基礎講座受講開始
司法書士の学習を開始すると決めてすぐに辰已の門を叩き松本先生の開講前ガイダンスに出席、その後すぐに受講を開始しました。学習スタイルとしては通学で講義に出席し、その後は講義範囲(テキスト30〜40ページ程度)の3回の復習、指定の過去問、次回講義範囲の予習をノルマに設定し、次回講義までにこなす事を徹底して行いました。ちなみに復習の際は知識をテキスト上で一問一答のような形でアウトプット(例えば「民法132条不法な条件を付した法律行為は無効とする」まで読んだら「不法な行為をしないことを条件とするものも同様とする」をアウトプット。「買戻特約の登記の添付書面」まで読んだら「登記原因証明と代理権限証明情報」をアウトプット。)しながら読み進める方法で行いました。過去問よりも抽象度の高いテキスト上でアウトプットが出来るようになれば問題形式を問わず知識を引き出し易くなります。
以上をこなしていれば法律初学者の私であっても論点すべてを暗記してはいないものの理解出来ないと言う感覚になった事は殆どなく、毎回新しい知識を得る感覚にやみつきになり講義のある木曜と日曜を心待ちにする日々でした。
そして学習開始後2ヶ月後のお試し受験では午前民法の学習済範囲内の知識で解答可能な11問中10問正解。(失点した1問についてもイージーミス)この事実が合格への大きな確信となり、教材と学習法にも自信が持てました。この感覚を得てからは講義テキスト、過去問、六法、講座専用ブログ以外の情報源はシャットアウトし「この講座だけを完璧にする」と言う思考に切り替えました。

 

勉強量増加の壁
秋から講義が週2コマから3コマになると実質勉強量が1.5 倍になり一気に余裕はなくなります、得意になっていた民法についても知識が抜け落ちてゆくのを感じ焦燥感も募る日々に。しかし冒頭のノルマだけはこなして行こうと考え、焦りの中でも機械的にノルマだけはこなしておりました。この頃になると勉強が深夜朝方近くに及ぶ事が普通になり冗談は抜きで週に一度程度発熱していたと記憶しています。学習開始以前の腑抜けていた生活のツケを感じました。

しかしその期間を乗り越えれば自身の学習スピードも向上し、講義と同時並行で他科目を復習する余裕も出来はじめます。記述式も答案構成には最初苦労しましたが申請書に関してはテキスト上のアウトプットと音声学習シャドウィングが抜群の効果を発揮し基本的申請例雛形は苦なく記憶してしまうので、主に必要な登記を正確な順序で申請する事に集中力を注ぐ事で正答率も向上し、苦手意識も解消されました。商業登記法に関しても言えることですが記述で既出の論点を潰してゆくと択一論点の理解に要する負担が軽くなりますので記述式の醍醐味である知識を使いこなしがら体得して行く感覚を楽しみながら学習するのが大切だと思います。


枠ズレ• 時間切れについて
「枠ズレ」、不動産登記法記述式試験に関するこの言葉をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「必要な登記を抜かすor不要な登記を入れる事によりその後の申請書すべてが採点されなくなる事(例外もあるようですが)」です。ほとんどの場合これだけで合否を左右する致命傷になります。「時間切れ」は単純に時間が足りなくなり申請書や解答が書けなくなる事、答えを書けない以上点数は入りませんのでこれも同じく致命傷となります。
しかし個人的に一番良くないと感じたのは「枠ズレを恐れる余りに問題検討中に生まれる漠然とした恐怖感、不安感や時間切れを恐れる事による焦燥感に支配される事」だと思います。これに陥ってしまうと落ち着いてやれば気付ける論点を落としたりします。ちなみに私は時間切れを特に恐れる節がありましたので実力以上の速度(180分間の午後試験で40〜60分余らせたりしていました。)で解いてしまい論点を見落とすと言うスランプに陥りました。本年度本試験でもそれによって問題文を読み飛ばし枠ズレを引き起こすと言う最悪のミスを犯しています。

これを防ぐために日々の択一・記述過去問演習や模試にていつも決まった解法で時間内に解答出来るかを意識的に確認しながらの問題検討を行うのは必須かと思います。


模試
答練は受講せず、模試を3月から6回程受けました。模試ではとにかく時間内(目安は午前択一1問3 分、午後択一1問2分、不動産登記記述式•商業登記記述式各55分)に問題を終わらせる練習、記述式を講義で学んだ手順で回答する練習と割切り、復習は誤った選択肢のみ一応の検討はしましたが問題を何度も解き直したりする事はしませんでした。
得点は6月前半時点でやっと模試の基準点くらい(最終のもので午前26問午後26問)取れるようになったくらいです。ただ受験生の学習は模試のための学習ではなく本試験のための学習ですので模試の点数や順位については深く考慮する必要はないと考えていました。

 

直前期
4月〜6月は仕事も休み完全に受験勉強だけの生活をしましたが、長い間平日6時間、休日10時間と言う限られた時間内でその日の学習ノルマを終える習慣が染み付いており正直学習量にさほどの変化はありませんでした。ただやはり退路を断つ事による集中力向上はあったと思います。

この時期にはテキストを5回転させ平成の過去問を1回転、模試、年度別の過去問を直近5年分こなしました。直前1週間はテキスト、過去問の不安箇所をとにかく暗記。模試で午後択一不動産登記法の失点が気になったので先生と相談し不動産登記法のみ過去問をもう1回転も追加しました。

 

2014年度本試験
連日の長時間学習による疲労で本試験の朝も熱が下がらず栄養ドリンクを飲んで受験地早稲田大学へ。自宅から近いので自転車で会場に行きましたが到着時点で息切れする程に体調は悪かったです。しかし人間の気概と言うものは凄いもので試験がはじまると体調はスッと良くなり集中出来ました。
午前択一では時間的には余裕があったものの個数問題が多く、確信を持って解答出来ない問が散見しました。しかし「これは基準点が下がるな」と感じただけで特に焦燥感に襲われる事もなく問題検討出来ました。

午後択一では直前期に不動産登記法を高速一回転したのが効いておりスピーディな問題処理に成功し、残り120分を残してお手洗いに行った後に記述式に着手。記述開始後すぐに不動産登記法の問題文の長さや論点の難しさに面食らいましたが、とにかく60分以内に終わらせて商業登記に取り掛かる事に集中し、「不安箇所は商業登記が終わった後に検討し直せば良い」と割り切って答案を書き上げました。
商業登記は基本的かつ得意な論点が多く落ち着いて解答出来たと思います。もし不動産登記を納得いくまで検討してしまっていれば折角得点源になった商業登記の検討時間が不足してしまったと思いますので前半の判断は正しかったと思います。まさに模試の目的を制限時間内解答に置いていた事が活きた瞬間でした。


筆記試験合格発表
試験後の自己採点では不動産登記法記述式にて問題文終盤の基本論点読み飛ばしによる3欄の枠ズレを筆頭に午前択一でもテキストの知識で取れる問題を4問も落としている事が発覚。合格可能性はゼロではないにせよかなり厳しいものになると覚悟していました。

そして基準点突破を経て、10月1日の筆記試験合格発表日。上述の通り合格の確信があった訳ではありませんでしたが何はともあれ自身の司法書士資格受験の集大成をこの目で確認したいと思い九段下の東京法務局の掲示板へ。人も疎らな法務局前。心の準備も無しに掲示板の前に立つとすぐに自身の番号が目に飛び込んできました。突然現実のものとなった一年間の学習成果を前に突き上げるような嬉しさと信じられない気持ちが入り混じった感覚が身体を突き抜けたのを覚えています。


松本基礎講座での一年間について
私は周囲を巻き込んで司法書士と言う実務家を志し、学習を開始するのであれば資格取得も仕事の一貫、言わば一つのプロジェクトだと考えていました。そして通常のプロジェクトであれば戦略立案に修正•微調整を重ねて初めて日々のルーティンワークに業務を落とし込む事が出来ます。しかし司法書士試験に関しては方法論•学習ツール•知識の取捨選択作業を松本先生が徹底的な研究をしてくれています。私はその武器を使って日々ルーティンワークだけを実行するだけで合格レベルに持ってゆく事が出来ました。仕事と言う観点から考えればこんなに恵まれた環境はあり得ません。方法論の試行錯誤に陥る事なく純粋に学習だけに専念する。そんな贅沢な環境を提供してくれたこの講座には大変感謝しています。


これから司法書士を志す皆様へ
合格率や巷に溢れる情報に惑わされる事なく、ご自身の手応えや感覚を信じて、たった一年間でいいので本気でやり抜いてみて下さい。その皆様の小さな勇気の報いる形で未来は思った以上に大きなプレゼントを小脇に抱えて待っていてくれると思います。


終わりに
末尾となりましたが宝物のような時間を一緒に紡いで頂いた松本雅典先生、松本基礎講座受講生の方々、受験を支えてくれた親族、知人に心より御礼を申し上げます。最後まで読了頂き有難うございました、この体験記が少しでも皆様のお役に立てれば幸いでございます。